ワイナリー訪問記@中国地方編(part②)-目黒店 柴野
ワイナリー訪問記@中国地方編(part①)に続き、目黒店 柴野が今回もお届けいたします。
今回の舞台は山口県
中国地方編(part②)の始まりは山口県湯田温泉。
まずはこんな場所という説明を…
山口県有数の温泉街。足に怪我をした一匹の白ギツネがお寺の小池に足をつけに来たのを見た和尚さんが、池を深く掘ったら熱いお湯がこんこんと湧き出て、共に薬師如来の仏像が現れたという。難病も治る「白狐の湯」として温泉が栄える事となったそうです。
無色透明のアルカリ性単純泉、「美肌の湯」と言われているそうです。昭和期屈指の詩人・中原中也の生まれた地でもあり、生家跡には記念館もありました。観光にもうってつけですね!!
実はこの町で、元目黒店でアルバイトとして勤務していた磯村さんが、(目黒店のお客様はご存知の方も多いかと思いますが)故郷に戻られ、ISO‘SBARというお店をなさっています。退社後も当店をご利用頂いており、ご挨拶に伺いました。
旧西村屋という古民家をリノベーションして造られたバー。とても落ち着く空間です。
立派な梁が剥き出しになっており、素敵なランプシェードで彩られています。2階にもお席があり、温泉街にいた事を忘れてしまう大人の雰囲気のバーでした。湯上りに一杯、美味しいお酒で心も体も癒される、そんなお店です。
最終日は岡山県へ
湯田温泉を出て、一路岡山へ。お取引は無いワイナリーですが、以前から訪れてみたかったドメーヌ・テッタへ。
岡山駅から電車を乗り換え、特急やくもに乗り換え、1時間ちょっとで新見駅へ。さらに駅から、タクシーに乗ること30分。山道を登って行った先に・・・やっと着きました!ドメーヌ・テッタ。
岡山の有志も集まり、世界的インテリアデザイナーの方がワイナリーのデザインを手掛けているということもあり、とてもお洒落!まるで都会のカフェのようです。
マスコットキャラクターともいうべき、パンダが入り口でお出迎え!後で、伺ったのですが、なぜテッタという名前なのかは、住所が新見市哲多町だから。
そして、なぜパンダなのか。なんとこのパンダが、畑を開墾していたら出てきたらしいのです。なぜ?パンダが畑から出土するのか?不思議ですね。ちなみに…この地域は、石灰質の土壌(カルスト台地)のようです。
繁忙期ということで、ワイナリーの中は詳しく見学出来ませんでした。しかし、こちらのワイナリーはカフェが併設していて、醸造所がガラス張りでなんと中が見えるのです。
しかも、カフェの窓からは自社畑が一望できるという、素敵なワイナリー。
こちらで、ワインのテイスティング&ランチを頂きました。 食後には、畑まで下りていき、ブドウ畑を見学致しました。
訪問記-あとがき-
コロナ禍でなかなか海外旅行等もできませんが、身近な日本の良さも感じられる機会になったと思います。今回の現場で見た事、造り手さんの思いなどを売場で、お客様に少しでもお伝えすることができればと思っています。
そしてお客様も、ワインを通して色々感じて頂けると嬉しく思います。そんなお手伝いが出来る事、お客様に喜んでいただけることが、私のやりがいでもあります。