ワイナリー訪問記~カーブドッチワイナリー~@バイヤー 横山
今回のブログ担当者は…?
皆さまこんにちは。バイヤーの横山です
今回は先日スタッフと研修もかねて訪問したカーブドッチワイナリーについて書かせていただきますね。
いざ!!カーブドッチワイナリーを訪問
行かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、新潟県の角田浜で複数のワイナリーが集まる新潟ワインコーストの中にあり宿泊施設やレストランも兼ね備えた新潟県を代表するワイナリーです。
そんなワイナリーへは新潟駅から電車で25分ほどのところにある内野駅から送迎バスがでているので、それに乗って伺う予定だったのですが、訪問当日は予想外の超ゲリラ豪雨…
なんと上越線が止まっており内野駅に向かう足が立たれてしまったのですが、ワイナリーのご厚意で新潟駅まで送迎していただけることに。本当に感謝感謝です。
今回はワイン&ビール醸造責任者の草野様にワイナリーをご案内していただきました。お忙しい中ワイナリーをご案内いただいてありがとうございます。
とても気さくな方で友達4人でボトルを6本あけちゃうようなワインが造りたいとお話されていたのが印象的です。一人1本以上飲む計算になってます♪♪
テロワールと醸造設備
ワインに対する考え方は芯が通っており今後も非常に楽しみに感じました。まずご案内いただいたのが畑。
ここが一番の驚きポイントなのですが、朝新潟駅で降っていた大雨はもちろんワイナリーでも同じだったそうですが、畑では水たまり一つなく、見ている限りではさっき小雨が降ったかな程度にしか感じない状態。
日本の土壌は粘土質が多く雨のあとはなかなか悲惨な状況になるのですが、角田浜という海の近くの水はけの良い砂質土壌の特性を実感できる体験でした。
カーブはワイナリーで一番古い建物。
ここでは樽や醸造のお話を伺いましたが、興味深かったのはアカシアの樽。あまりワイナリーでアカシアの樽を使うことは聞いたことがないのですが、海っぽい質感がでるので動物シリーズのウミガメに使用しているとのこと。
現在ワイナリーでは醸造時の亜硫酸添加を行っておらず、完全無添加の動物シリーズを除き瓶詰め時に少量の添加を行っているそうです。
酵母も天然酵母の割合を増やされており、柔らかさ・複雑さが感じられるワインになっています。
その分醸造は難しくなると思いますが、新潟県の角田浜のテロワール、ブドウの力、そして長らくワインの醸造責任者であった掛川様、そして現在の醸造責任者である草野様を初めワイナリーのスタッフの感性と努力で出来上がっているワインは我々日本人の琴線に触れるように感じます。
お料理によってはカリフォルニアのような濃くて力強いワインも素敵ですが、我々の日常に寄り添うのはやはり日本の気候風土で造られるワイン。それが同じ気候風土で造られる食材と合わないわけがありません。
さいごに…
東京でも国内のみならず海外の食材やワイン、なんでも手に入る時代。食のボーダーレスで便利にはなりましたが、だからこそこういったテロワールを体験できるワイナリーは非常に大切だと思います。
ワイナリーではワインが飲めるだけでなく食事から宿泊、SPAまで幅広く体験ができます。東京からもアクセスが良いので是非気になる方はワイナリーに足を運んでみてください♪♪