Shinanoya food & liquor

ウィスキー・ハードリカー・ワイン・こだわりの食品の情報をお届けします。

サロン・ドゥラモットのCEOディディエ・ドゥポン氏の還暦祝賀会@ネット店 升田

2024.11.25

今回のブログ担当者は…?

こんにちは!!今週のブログはネット店 升田が担当いたします♪11月も後半に入り、気温も下がり冬の訪れを肌で感じる季節となりました。また、先日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁もあり、年末の雰囲気が徐々に漂ってきましたね♪

さて、今回はそんな年末ムード漂う中で開催された、壮大なイベントに参加する機会をいただきましたので、その様子を皆様と共有したいと思います♪

「唯一無二のシャンパーニュ」「幻のシャンパーニュ」とも称される、シャンパーニュ界の孤高の存在「SALON-サロン-」。そのCEOであるディディエ・ドゥポン氏の還暦祝賀会がここ日本で開催されました!!そしてなんと、私もその特別な場に参加させていただきました♪

SALON-サロン-とは…

サロンを創業したのはウジェーヌ・エメ・サロン氏。毛皮商であった彼は、シャンパーニュに惚れ込むあまり、自らの手でシャンパンを造ることを決意。しかも、至高のシャンパーニュを目指すため、コート・デ・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル・シュール・オジェ村のシャルドネのみを用い、単一収穫年のミレジメのみに絞り、生みだしたシャンパーニュこそ、ブラン・ド・ブランの始まりでした。

1928年のヴィンテージ登場以降、サロンはワインに造詣の深い人々から満場一致の評価を得ています。そうした敬意に甘んじることなく、メゾンならではの厳格な方針は一切変えられていません。製造量を少量に抑え、醸造法を遵守しつつ、例外的に優れた年に限定したヴィンテージワインを造り続けています。20世紀を通して生産されたヴィンテージの数が、わずか37。これはワイン界では異例の数といえるでしょう。

今日、サロンはドゥラモットと共に、ディディエ・ドゥポン社長、及びローラン・ペリエグループの最高醸造責任者ミシェル・フォコネー氏の管轄下で、歴史を刻み続けています。

左:ディディエ・ドゥポン氏 右:田崎 真也氏
親交の深い田崎氏もお祝いのため参加されました。

祝賀会の提供銘柄

ウエルカムドリンクはドゥラモット。喉を潤しながら開宴までの時間を楽しみました♪先述した「幻のシャンパーニュ」たる由縁がそのリリースの少なさにもありますが、リリースされない年のブドウがドゥラモットに使われています。

それゆえ、当然ながらサロンとの近似性が散見でき、クラマン、アヴィーズ、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェのシャルドネがアッサンブラージュされたブラン・ド・ブラン・ミレジメに至っては、プチ・サロンと感じてしまうほどの気品と複雑味を堪能できます。

では、提供された内容を私の感想を踏まえてご紹介させていただきます♪

乾杯とウエルカムドリンクとしていただきましたが、フレッシュさとまろやかさが絶妙に組み合わさり、バランスが良く、なおかつエレガントな味わいに仕上がっています。フィンガーフードや塩味のある生ハムとの相性も抜群でした。

やはり、サロンの真骨頂とも言えるブラン・ド・ブランには、ドゥラモットでも期待せずにはいられません。一口味わうと、非常に骨格のしっかりとしたミネラル感を堪能できます。プチ・サロンがミレジメであるなら、プチプチ・サロンを楽しみたい方にはぜひおすすめしたい1本です♪

鮮やかな色味が目を引くロゼ・シャンパーニュ。やや温度を上げることでピノ・ノワールの豊かな風味を存分に楽しめる1本です。その華やかな見た目には高揚感があり、サーモンやマグロなど魚介類と相性抜群。日本人が好む食材とも合わせやすいため、大勢が集まる場面でもロゼ・シャンパーニュは素敵な選択肢だと思います♪

ドゥラモットのスタンダードラインナップにおける最高峰が、このミレジメです。最近ヴィンテージが変更され、2018年が提供されましたが、その味わいは申し分なく、美味しさが際立っています。この1本で乾杯から食後まで幅広く楽しむことができる、まさに万能型の1本です。

仕事としてワインを扱う私たちにとっても、いつでも楽しめるようなシャンパーニュではない、まさに特別な1本です!!10年熟成ながら驚くほどフレッシュで、さらにこれからの長期熟成にも期待が高まります。

口に含むとピュアなミネラル感が広がり、これからの熟成によって複雑味が加わることで、より素晴らしいシャンパーニュへと変貌していく可能性を秘めています。10年前は現在の価格のおよそ半額だったことを思えば、今後を見据えて特別な日のためにこの1本と時間を共にするのも素敵な選択ではないでしょうか…個人的には当時、購入しておけば良かったと心から思っています(笑)

最新ヴィンテージ2013年 ※SALON公式HPより抜粋

サロンの120年もの歴史の中で、44番手にあたるサロン[2013]。ギリシャ神話に登場する神々のように、長く華麗な筋肉を完璧に鍛え上げたシルエットを備え、我々の心と舌を魅了します。

サロン[2013]は、自然光の中でもキラキラと輝いて見えます。グラスの中で、黄金色がグリーンの反射と交わり、まさに偉大なブラン・ド・ブランに特有の色合いを見せます。白い花、リンデンフラワー、ジャスミン、ベルガモットのピールがブーケを構成し、ル・メニル村で育つブドウに特有のミネラル感が際立ちます。繊細で深みのある性格を持ったワインを生み出すテロワールの本性がよく表現されました。豊満で余韻の長い味わいは、口の中で完璧なバランスを示し、壮大な力強さを感じさせます。

その温かみは、しっかりとした骨格や、焼きリンゴ、ローストしたヘーゼルナッツ、塩バターキャラメルなどのまろやかで食をそそるようなアロマが、しっかりと表現しています。繊細に消えていく泡と同時に現れる、石灰感と唾液を湧出させるような後口は、まさにサロンの特徴です。起源が全ての答えを持っていました。ル・メニルの村が、その率直で頑固で勤勉な特質の中、自分自身を表現しています。変動のない強さを持つサロン[2013]が、弾け出る特別な瞬間がやってきました。

さいごに…

ディディエ・ドゥポン氏の還暦祝賀会という貴重な機会に参加できたことは、本当に感動的な体験でした。孤高のシャンパーニュ「サロン/ドゥラモット」にふさわしい、品格と温かさが溢れるひとときでした。

大の親日家であるディディエ・ドゥポン氏は、日本への輸入を開始してから約30年間で70回以上も来日を果たされています!「サロン/ドゥラモット」の輸入代理店であるラックコーポレーション様との30年に及ぶパートナーシップからも、その深い絆を垣間見ることができ、とても心温まるひとときでした。

改めて、ディディエ・ドゥポンさんに心よりお祝い申し上げます。

「Bon anniversaire!!」

これからも「SALON-サロン-」を造り続け、世界中の皆様を魅了し続けてください♪また、私たちも自社輸入を行う多くの魅力的な生産者たちのワインが、より広く、そして長く日本で愛される方法を考えさせられる時間ともなりました。そんなパートナーシップを築いていけるよう、その魅力を発信し続けていきたいと思います♪

年末の慌ただしさを忘れるような特別な時間を共有できた喜びを胸に、これからも皆様に素敵な情報をお届けしていきたいと思います。年末年始用に最上級のシャンパーニュ「SALON-サロン-」をお探しの方には耳寄りな情報を…オンラインショップには12月上旬に「SALON-サロン-」が再入荷予定です♪実店舗の方ではサロン[2013]を販売しておりますので、最寄りの信濃屋もしくはオンラインショップにお気軽にお問い合わせ下さいませ♪それでは、また次回をお楽しみに…

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