
ワイナリー訪問記 -島根ワイナリー、奥出雲葡萄園- @バイヤー 横山
今回のブログの担当者
皆様こんにちは。ワイン課の横山と申します。今回のブログは5月に訪問した島根ワイナリーと奥出雲葡萄園の訪問の記憶を書かせていただきます。
六本木ヒルズ店で開催された島根フェア(~6月27日まで)の前に現地視察で訪問してきました。
私はどちらも約3年ぶりの訪問。先にお伝えしておくとどちらのワイナリーも個性は異なりますが本当に素晴らしいワイナリーです♪♪
島根ワイナリー

出雲大社からも車で5分程度、生産量も西日本の中では上位に位置する島根を代表するワイナリーの一つです。
特徴はなんといっても甲州の生産量の多さ。リリースしてすぐに完売する縁結シリーズの甲州をはじめスパークリングや今年新しく発売された橙雲甲州オランジュなど多岐にわたる甲州のラインナップは自社畑だけでなく島根県内の契約農家さんの力があってこそ。甲州と言えば山梨ですが、それとも違う島根県の甲州をぜひお試しいただきたいところです。


現地でもたくさんの種類のワインを試飲させていただきましたが、縁結シリーズの品質の高さは素晴らしく、縁結スパークリングは瓶熟で最低15カ月以上を熟成する本格派です。

スパークリングワインだけでもこの種類です!


清酒酵母仕込甲州は日本酒とワインを足して2で割った良いとこどりのワインでお魚にもピッタリ合う味わい。近年発売されたオレンジワインはさまざまなお料理に合う幅の広いワインでラインナップが盤石です♪♪
昨年は鳥害でかなりのブドウが被害にあって生産量も激減してしまったそうで、今年こそ健全な葡萄がたくさんとれることを祈るばかりです。
ワイナリーにはレストランも併設しており島根和牛も食べられますので、出雲大社へ行かれる際はぜひお立ち寄りください♪♪
信濃屋にて島根ワイナリーのワインを取り扱っております!興味がある方はお問い合わせください!!
奥出雲ワイナリー

こちらは市内にある島根ワイナリーとは真逆でローカル線に乗って木次駅で下車、そこからタクシーで約15分のところにある山間にたたずむワイナリーです。自然と共生したワイン造りを行っており、これまで訪問した日本のワイナリーの中でもトップクラスに自然豊かな場所の一つです♪


ご案内は安部醸造長自ら行っていただきました。
そのお話の中でとても印象的だったのはワイナリーの代表的な白ワインの品種シャルドネが温暖化で栽培が難しくなってきているのでそれにかわる品種をみつけなければという思い。また黒ブドウは新しい品種にもすでにチャレンジされており今後のリリースが非常に楽しみです。


醸造所内も見せていただきましたが特徴的だったのは発酵タンクでした。実はワイナリーは木次乳業が山ぶどうの栽培を始めたことがきっかけで、その関連会社として1990年に設立されたのが始まり。そのため安部醸造長も当初は木次乳業からの出向だったそうです。そのため牛乳用タンクを発酵タンクとして使用されている珍しいワイナリーです。牛乳用タンクは確かに温度管理がしっかりできるのですが、タンク下部に取り出し口がなく澱の除去が難しいため主に白ワインに使われているそうです。奥出雲葡萄園では赤ワインは小公子、白ワインはシャルドネが有名ですが、一番お手頃な杜のワインはじめすべてが日本人の食事に寄り添うワインで食中に飲んでいただきたいワインです。
最後に
どちらのワイナリーも現在六本木ヒルズ店で一部販売しておりますので、もし気になる方がいらっしゃればぜひお越しくださいませ。(お取り扱い銘柄などはお手数ですが一度店舗にご確認いただければ幸いです)