日帰りワイナリー見学-@新宿店 間宮
今回のブログ担当者は…?
皆さまこんにちは!今回担当させていただきます新宿店の間宮です
外出制限が緩和され、旅行される方も増えてきたかと思います。私も自然を感じたい!と思い、弾丸日帰りでココファームワイナリーさんに行って参りましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
いざ Coco Farm & Winery-ココファームワイナリー-へ!
ココファームさんは、1958年に栃木県足利市で特殊学級教員だった川田昇氏と特殊学級の生徒たちが中心となって開墾されたのが始まりです。その後「ココ・ファーム・ワイナリー」設立、知的障害者施設「こころみ学園」の方々と共に働かれているワイナリーです。
最寄はJR足利駅(東京からですと1時間半~2時間程で到着します)。そちらからタクシーで20分程、もしくは「あしバスアッシー」という路線バス「ココファーム入口」停車場から徒歩7分程で到着します。
ココファームさんでは、ブドウ畑を眺めつつワインとお料理を楽しめるカフェやショップがあり、ワイン好きにはたまらない空間です♪
有料のテイスティングコーナーでは、スタッフの方が各ワインについて教えてくださるので、つい全種試したくなります!笑
ワイナリー見学は1日に3回あり(10名様以上要予約)そちらに参加させていただきました。あいにくのやや雨でしたが、それでも絶景です!!
ワイナリー見学
こちらのバッチをつけて、見学へGo~♪
案内いただくスタッフさんから早速「こちらの緑のもの、何だと思いますか?」との問題。
テラスのテーブルにて、頭上にはブドウの葉が。
コレは何でしょう?
こちらはブドウの蕾の外皮だそうです。開花時に帽子を脱ぐように外れ、オシベとメシベがひょっこり出てきて花になるそうです。
初めて開墾されたブドウ畑へ。こちらの畑はおよそ3haあり、自家畑の総面積は6ha(東京ドーム1.5個弱くらい)あるそうです。
上から
・マスカット・ベーリーA(赤帯マーク)
・リースリング・リオン(緑帯マーク)
・ノートン(紫帯マーク)
・プティ・マンサン(オレンジ帯マーク)
の順に植えられています。同じ面で見てみると、葉の色見の違いなどが良くわかりますね。
38度の急斜面(上の方は42度!)海抜80m程、山頂180mと標高は比較的高くはないです。夜の温度が下がりにくく、寒暖差はあまりないとのことです。ブドウは暑いと酸味が減ってしまいます。強い酸味が特徴のプティ・マンサンを下段で育ているのも、そういった品種ごとの特徴を生かした畑にされているんだなと実感できるスポットです。
畑の向かい側には、バラが植えられています。
実は、ブドウの木につく害虫は、まずバラの木につくと言われており、バラが病害にかかってないかチェックすることで、ブドウの病害をいち早く察知・予防できると古くから言われています。ココファームさんは、開墾当時から現在まで一度も除草剤を使ったことがなく、刈った草は畑に残して自然の肥料としています。ありのままの土壌にして育てらっしゃるのが特徴的です。
こちらは貯蔵庫。
なんだか秘密基地のような入り口で、ワクワクしてきます(笑)貯蔵庫内の気温は13〜15度を保っており、夏はヒヤッと涼しく、冬はホッコリ温かい感覚の空間です。1樽あたり300本分程になるそうです。熟成されているワインや樽の香りを楽しめます♪
ワインご紹介
そんな素敵な地で造られたワインを、弊社でも販売させていただいております!
名前の由来は、こころみ学園の「ここ」と、土地の「足利」をとって誕生しました。ワイン造りの始まり1984年から、毎年新たな気持ちで造り続けていらっしゃる1本。
2021年ヴィンテージは国際線ファーストクラスやラウンジ、ビジネスクラスでも採用されており、特別にセレクトした甲州種にバッカス種やプティ・マンサン種など計7種をブレンド。低温発酵で丁寧に造られていることでフルーティーさが生かされております。フレッシュかつほんのり甘みもある優しい口当たりのワインです。
サラダやホワイトアスパラガスのソテー、とうもろこしの天麩羅におすすめです!
雨の日も風の日も、1年中空の下でブドウを栽培されている方々に敬意を表して名付けられました。※「ロッソ」はイタリア語で「赤」の意味。
伝統的なボルドー品種メルロやカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランに、日本固有の品種マスカット・ベーリーAやブラック・クイーンなどをナイスバランスでブレンド。柔らかなタンニンと果実感で日本の食卓にぴったりです。
鰹の藁焼きやブリ照り焼き、トマト煮込み系と共にどうぞ♪
最後に…
見学させていただいて、ワイン造りは苦労の連続であり、大変な作業だなと改めて感じました。しかし、スタッフの方々と、こころみ学園の園生方が手をとりあい努力を継続されているからこそ、魅力的なワインが生まれるんだと思いました。ビン詰め作業場を案内いただく時、こんなお話を聞きました。
「ひたすら詰める作業って正直、地道で辛いことだと思うんですよ。でも、こころみ学園の園生たちは毎回とっても嬉しそうに働いてくれている。きっと、自身が人の役に立っているという喜びがあるんです。」と。皆さま、自分の仕事に誇りを持って働かれている、素敵なワイナリーです。
ココ・ファーム・ワイナリーさま、ありがとうございました!!
皆さまも、ゆっくり自然を感じながらお出かけしたいな~という気分の時、ぜひ行かれてみてはいかがでしょう?