Shinanoya food & liquor

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信濃屋で取り扱っている自社輸入ワインの取り組みについて@北千住 角田

2024.02.18

今回のブログ担当者は…?

今回ブログを担当させていただきます。北千住店の角田です。短く、そして穏やかだった冬も終わり、春の便りを様々なところで感じられる陽気となってきました。これからお花見をはじめとして、歓送迎会などワインを楽しむ機会も多くなっていくのではないでしょうか。今回ブログのテーマとして、信濃屋で取り扱っている自社輸入ワインの取り組みついて取り上げていこうと思います。

一般的に思うワインの温度

多くのお酒の中でも、ワインは非常にデリケートなお酒と言われています。まず一般的に、ワインを楽しんでいる方が「ワインと温度」というテーマで真っ先に出るところは下記の2点になるのではないでしょうか?

  • ワインの保管温度
  • ワインを飲む際の温度

この2点においては多くの皆様が常に実践されている点でもあるかと思います。まず保管温度に関しては、ソムリエ教本から引用すると下記のように書かれています。温度は年間を通じて12~15℃と記載されています。飲む温度に関しても同様にソムリエ教本から引用すると…

  • スパークリングワイン類 6~8℃
  • 白ワイン 6~12℃ コクのあるもので10~16℃
  • 赤ワイン 16~20℃

もの凄くザックリと記載するとこんな感じです。保管温度にしても飲む温度にしても、複数の情報源、またエンドユーザーの考え方において異なる温度が推奨されているのではないかと思います。

勿論、このような温度の管理に関しては大事ですが、お金のかかる部分があるものも多いですね、保存に関しては短期保存に関しては工夫でどうにか乗り切れますし、飲む温度に関しても感じ方は人それぞれなので固執し過ぎなくてもよいのかと思います。エンドユーザーの皆様に関しては、もっと気軽に、そして多くの方にワインライフを楽しんでいただきたいなと思っています。

ワインの移動時の温度

本題の移動時の温度に関して、今回取り上げてみたのは我々酒の専門店にとって販売時の保管環境と同じように販売者側が管理していくことが必要と感じるからです。

基本的なワインがワイナリーで瓶詰めされてお店に届く際に、必ずコンテナやトラック等での移動は必須となります。コンテナにしてもトラックに関しても、一般的な移動において何もしていない状況だと高温下に置かれることは多くあります。

例えば大海を移動する船の上のコンテナ、日当り良いところに止まっている車の中を想像してみてください。よくワインは高温環境下はダメと言われますね。そう言われても、温度がいったい何℃になったらダメなのかはよく分かりません。

前述の教本の記載でざっくり書いたところですが、ワイン保管の適正温度は複数の情報源によって多少異なる温度帯が奨励されています。こうした内容を見ていくと、おおむね10 ~ 18℃とする説が多く、より理想的なのは11℃を中心に10 ~ 15℃といわれていますまた20℃までは致命的なダメージはそうそう生じないとされる一方で、25℃を超えてしまうとワインに含まれる揮発性化合物に影響が出てワインの香りが変化すると指摘されてもいます。

またワイン内の成分の変化だけでなく、体積の変化によっての液漏れ、またそれによるカビや微生物の繁殖による汚染も発生することもあります。25℃…そうなってくると、今の日本では1年の中でも多くの期間でワインにとって厳しい気温状況となっています。

一連の状況を鑑みても、現在のワイン物流においてはコンテナではリーファーコンテナ(クーラー付きのコンテナ)や冷蔵車を使用しての移動が必要となってきます。

リーファーでの輸入に関しては、ワインの裏張りのシールなどで記載がありますのでブログをご覧いただいている皆様もワインを飲む際や購入の際は見てみてください。

ただ国内での移動に関しては、定温移動に関してエンドユーザーに分かるようになっていないのが現状です。これだけワインを飲む人が増えている中で、このような物流状況があることはワインの流通サイクルの一つの課題の一つとも感じます。

信濃屋での取り組み

国内外、大小に関わらず丹精込めて造られたワインが本来の品質を損なった状況でエンドユーザーへ渡り、その結果ワインに対してネガティブなイメージを持たれてしまうようなことが無いよう、我々信濃屋では自社ワインは勿論リーファー輸入の商品の取り扱いや定温でのワインの移動をお約束しています。

また購入したワインの店舗からの発送に関してもクール便の取り扱いを行っています。 また難しいことやお金をかけることでなく、自宅保管や対応方法や飲用温度に関しても専門スタッフがいますので気軽にお声がけください。

さいごに…

今回のワインの温度に関してお話させていたのは、信濃屋の取り組みを発信させて頂きたいこともありますが、私自身が様々なお店でワインを買って飲む中で、品質の劣化したワインを飲んだ経験があったからです。

そんな私の経験上で言うと、価格など購入の気軽さにおけるワインの購入においてワインの劣化は身近にあると思っています。

上記のリーファーでの輸入や冷蔵車での移動はコストがかかります、結果販売価格も少なからず上がることになると思いますが、優れた品質(コンデション)を提供することでより多くの方に安心してワインを楽しんでいただければと思います。

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