ロゼワインで春を楽しもう!@田園調布店-清-
今回のブログ担当者は…?
皆様、こんにちは。今回ブログの担当をさせて頂きます、田園調布店の清です宜しくお願いします。
信濃屋に入社してかなりの年月がたちますが、世の中にはこんなにたくさんのワイン、お酒があるんだ!と驚きの毎日です。ワインのおいしさ、楽しさをより多くの方に伝えていけるように日々精進しております。
寒い日が続きますが、春はもうそこまで来ています。そこで今回は、思わず心がうきうきするロゼワインについてお話ししたいと思います。
ロゼワインとは…
ロゼワインとは、バラの様に鮮やかなピンク色をしているので、ロゼ(ローズ)ワインと呼ばれています。ピンク色といってもサーモンピンクからチェリーの様な赤色に近い濃い色調までいろんなピンク色が存在します。
ロゼワインのほとんどが無色透明のボトルです。ボトルを開ける前から、ロゼワインの色の美しさを楽しめてしまうところが魅力の1つでもあります。
ロゼワインに使用されるブドウは黒ブドウがメインとなります。(ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ガメイ、グルナッシュ)
ここでロゼワインの代表的な製造法を紹介します。
- セニエ法・・・発酵タンクに除梗・破砕した黒ブドウを入れて数時間から2日ほど浸す→軽く色付いた果汁だけを引き抜いて発酵を続けて仕上げ。(赤ワインの醸造工程とよく似ています)
- 直接圧搾法・・・黒ブドウを除梗・破砕→プレス機で搾りうっすらと色付いた果汁をとりだす→その果汁を発酵させて仕上げ。(白ワイン醸造工程と同じです)
赤ワインと白ワインを混ぜれば…と思われる方もいらっしゃると思います。EU内では伝統的なロゼワインの製法が危機にさらされるという理由で禁止されています。(シャンパーニュのみ白ワインと赤ワインを混ぜることが許されています)*他製造法もあります。
ロゼワインの生産量の多い国として、フランス(全生産量の1/4強)、アメリカ、スペインetc…が挙げられます。フランスの中でも南東部の地中海に面するプロヴァンス地方はワイン生産量の90%がロゼワインという最大の生産地です。
ロゼワインの魅力
一つ目の魅力は、肩ひじ張らず気軽に楽しめることだと思います。お休みの日でしたら、昼間から飲みたくなってしまいます。色の美しさでテンションも上がり元気になること間違いありません。
二つ目の魅力はいろんなお料理に合うところです。白ワインのフレッシュさ、酸味、赤ワインの苦味、複雑性と、いいところが合わさったワインなので、和食、中華、洋食などジャンルを問いません。
この情勢が落ち着いたら、仲間達と様々なお惣菜を持ち寄ってロゼワインを楽しみたいですね。お料理ではないのですが、先日入荷した島とうふチップスをロゼワインと試したところ、ロゼワインがあっという間になくなりました。クラッカーの様な食感、優しい塩気と甘みがロゼワインとの相性ばっちりでした。
島とうふチップスは数量が限定の入荷ですので、気になった方はお早めに!(完売の際はすみません)変わり種おつまみと一緒に楽しめるのもロゼワインの魅力ですね。
最後に…
今月のおすすめロゼワインのご案内です。
『ヴィニュロン・ド・ベル・エール ベレリシム・ロゼ[2020]』
こちらはフランスはボジョレー地区で造られるロゼワイン。ボジョレー・ヌーヴォーでお馴染みの産地ですね。ヌーヴォー同様にガメイという黒ブドウ品種から造られるロゼワインです。柑橘類やバラのアロマに、フレッシュかつ果実感のある味わいは、食事を選ばない万能な1本です。味わいだけでなくボトル内側には一工夫が…春を感じることができる季節に合ったワインです。
今回のブログを読んで頂き、少しでもロゼワインに興味を持っていただければ幸いです。ロゼワインを飲んで楽しい春を迎えましょう。