Shinanoya food & liquor

ウィスキー・ハードリカー・ワイン・こだわりの食品の情報をお届けします。

安らぎのロワールワイン @新宿店 間宮

2025.05.14

今回のブログ担当者は…?

皆さまこんにちは!新宿店の間宮と申します。日中は日差しが暖かく、朝晩は少しヒヤッとした雰囲気で、風薫る季節になりましたね。GWも終えて、お仕事始めという方も、繁忙期でお疲れの方にもお勧めの癒されるロワールワインをご紹介させていただきます。

ロワールの気候と文化

フランス北西部に位置する(パリから見て南西の辺り)ロワールの象徴的なものといえば、全長1,012kmフランス最長の河川「ロワール川」です。また、この流域に広がる産地は「フランスの庭」と言われていて風光明媚で100を超える城が立ち並んでます。代表的なものですとシノン城などがあります。範囲が広く、場所により気候も土壌も異なるため、ワインのスタイルも多様です。しかしながら、北緯47度前後と、冷涼な地域にあるため、全体的に軽やかかつ、しなやかなワインが多い印象です。

シノン城

主な産地と品種

産地はロワール川の渓谷沿いに広がっており、フランス国内第3位の面積です。大きく4つに区分されており、おおまかな特徴と主な品種をご紹介します。

ロワールの地図

西から

【ペイ・ナンテ地区】

日照時間は長めで、大西洋近くのため海からの涼しい風を受けてブドウが成長します。海洋性気候。

白:ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)

【アンジュー&ソーミュール地区】

アンジュー →海洋性気候。冬も温暖で夏は暑く、日照に恵まれている。

ソーミュール→半海洋性気候。丘陵地帯(なだらかで小山の続く地帯)で海からの西風がさえぎられている。

白:シュナン・ブラン/赤:カベルネ・フラン

【トゥーレーヌ地方】

温暖で高湿度の海洋性気候と、降水量の少ない大陸性気候の両方に影響が交差している。そのため、多彩なスタイルのワインが造られている。

白:シュナン・ブラン/赤:カベルネ・フラン

【サントル・ニヴェルネ地区】

大陸性気候。冬は平均‐1℃、夏は平均26℃と、気温差が激しいのが特徴。

白:ソーヴィニヨン・ブラン/赤:ピノ・ノワール

間宮オススメ生産者「ドメーヌ・デュ・ブール・ドワゾー」

2008年に設立されたロワール川上流、ショニュル(パリから2時間程)に位置するドメーヌ・デュ・ブール・ドワゾー。オーナー兼ワインメーカーのフレデリック氏は、生態学と環境のバランスを尊重しながらブドウ栽培に情熱を注いでいます。畑では2頭の豚が自由に暮らしており、彼らは耕運機の代わりに土の空気入れかえを手伝ってくれているそうです♪フレデリック氏は、以前シェフとして働いていたため、そのスキルを活かし製造に応用されており、知識を反映したユニークで旨味のギュッとつまったワインを生み出しています。

【ル シュナン 2022】
品種はシュナン・ブラン100%。檸檬などの柑橘系のフレッシュな部分と、リンゴの中心部のような柔
らかい甘み。

【セクシー ワイン 2022】
品種はシュナン・ブランとピノ・グリのブレンド。蜂蜜のような甘みと、ライチ・白バラのような華やかな香り。

【キュヴェ ド ラ ピス ダーヌ 2021】
品種はピノ・グリとソーヴィニヨンロゼのブレンド。柔らかな蜜感と程よいミネラル感も楽しめるバランス◎な逸品。

【グラン ルージュ 2022】
品種はピノ・ノワール主体。しっかりとした酸とスミレのような香り、シルクのような口当たりが心地よいです。

以上、ぜひ様々なロワールワインをお楽しみいただけたら幸いです。

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