こんにちは♪バイヤーの加藤です。気付けば7月ももう終わり。陽ざしはますます強く、冷たい飲み物が恋しい日々が続きますね。また夏野菜がいちばん輝く季節。トマトやズッキーニ、とうもろこしといった旬の食材は、冷製に仕立てれば食欲をそそる主役に…ワインもまた、選び方次第でこの季節の食卓をいっそう豊かに彩ってくれます。今回はお世話になっている、ワインインポーターのテラヴェール直営のレストランからペアリングのヒントをお届けいたします。

アヴィ・ド・ヴァン・フォール

アヴィ・ド・ヴァン・フォールは、ワインインポーター テラヴェールが運営するワインに特化したレストラン。イタリア・フランスを中心に、自社輸入する約2,500種類の中から厳選したワインをお楽しみいただけます。ちょっと風変わりな店名の由来は、取扱いワイナリー「カトリーヌ・エ・ピエール・ブルトン」のワイン名に由来しています。アヴィ・ド・ヴァン・フォールの意味は「強風で船出禁止!!」。強風で海が荒れていて船を出せないから飲むしかないね!!という漁師たちの言い訳から生まれた造語なのだそうです。いい言葉ですね♪　　　　　　　　　

コンセプトは「生産者のダイニング」。まるで、ワイナリーの食卓に招待されたかのようなリラックスできる空間で、お料理とワインを楽しんでいただきたいという思いがあり、人やワイン、料理も一期一会。本当にいいものを常に追求されています。料理は国籍を問わず、その時に美味しい素材を自由な感覚で調理。ソムリエが厳選した「今」飲んで美味しいワインと合わせて、その瞬間を楽しんで頂けます。

スタッフ紹介

今回体験した食とワインのペアリングについて

食とワインのペアリングは、決して難しいルールではなく「調和」など色々な感覚から生まれます。特に夏は、「酸味」「塩味」「清涼感」といった要素がキーワード。旬の食材とその特徴に寄り添うワインを見事に組み合わせていただきましたので、夏の食卓を彩るペアリングとしてご紹介します。

ペアリングポイント

醤油の風味と赤身を意識し、過度にタンニンが突出せず、ほんのりと青みを感じる赤。

ペアリングポイント

鴨の肉質と軽い薫香、そこにチェリーの風味が見事にマッチ。ソミュールよりはしっかりめの赤ワインを…

ペアリングポイント

あまり重心が低すぎず、適度にボディがありながらも、ビオディナミで造られた優しい味わいの王道ボルドー。

ペアリングポイント

トマトと桃、シャンパンビネガーの酸味に少し冷やし気味のロゼ。程よい酸味と熟した果実のような余韻が相性抜群。

さいごに…

如何でしたでしょうか??特に最後の、カッペリーニとロゼの組み合わせは日本ならではの応用が利くかと思います♪日本の夏の定番といえば、やっぱり素麺。でも、めんつゆで食べるだけでは少しマンネリ…そんなときにおすすめなのが“カッペリーニ風”のアレンジです。トマトやバジル、オリーブオイルを使えば、あっという間に夏らしい地中海テイストに!!今回は、素麺を使って手軽に作れるイタリアン風の冷製パスタアレンジと、弊社自社輸入ワインから、それにぴったりのワインをご紹介します♪

フレッシュトマトとモッツァレラの素麺カプレーゼ風　×　ロゼワイン

夏の暑さに少し疲れたときは、涼やかな料理と一杯のワインが心にやさしい風を運んでくれます。食とワインのペアリングは、単なる組み合わせではなく、季節を快適に過ごすための知恵でもあります。信濃屋各店には、ワイン資格をもった、食とお酒が大好きなスタッフがおりますので気軽にお声がけください♪

Access

AVIS de VIN FORT
アヴィ・ド・ヴァン・フォール