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秋におすすめローヌワイン@田園調布店 清

2023.10.24

今回のブログ担当者は…?

皆様、こんにちは。今回ブログの担当をさせて頂きます田園調布店の清です宜しくお願いします。秋本番を迎え、朝・晩は涼しくなり気持ちの良い日が続いています。年々”秋“を感じる期間が短くなってきているように感じますが、ワインと一緒に短い秋を楽しみたいものです。

今回は秋におすすめのローヌ地方のワインについてお話ししたいと思います。

ローヌ地方のワインとは

ローヌ地区でワイン作りが始まったのは何と古代ローマ時代から!フランス南東部、ローヌ河の両岸に広がっています。南北に長く(200㌔以上!)多彩な気候と土壌の地区です。

  • 北部…温和な大陸性気候で冬の寒さは厳しい。渓谷での急な斜面でのブドウ栽培が有名です。
  • 南部…温暖な地中海性気候で冬は穏やかで夏は乾燥。平坦な土地にブドウ畑が点在します。

その影響もあって、多種多様なワインが産出されているのが大きな特徴です。ローヌ地区のワインのブドウ品種は、北部は主に黒ブドウはシラー、白ブドウはヴィオニエです。

ローヌ北部のシラーは若いうちは力強いですが、熟成をすると素晴らしい滑らかさと丸みを見せる品種です。ヴィオニエは北ローヌ起源の白ブドウと言われています。ヴィオニエ種は華やかな香りが重なった厚みのある味わいに仕上がっています。

北部地区の代表的な産地として“コート・ロティ”や“エルミタージュ”が挙げられます。

ローヌ北部の地図
ローヌ北部の景色

南部は北部と違い数多くの品種をブレンドして造られています。南部地区はローヌ渓谷から吹き抜ける冷たい風(ミストラル)によって、品質の良いブドウ栽培が可能となっています。(ブドウに病気が発生しにくい)有機栽培の畑面積もフランスでは最大とのことです。

エレガンスな味わいのタイプが多いのはミストラルが生み出しているといっても過言ではないです。南部地区の有名な産地としておすすめワインでご案内しますが“シャトーヌフ・デュ・パプ”(法王の新城)が有名です。

ローヌ南部の地図
ローヌ南部の景色

おすすめローヌワイン

ローヌのトップ生産者が手掛ける、ローヌワイン入門にぴったりな1本です。ブラックベリーやプラムの香り。滑らかなタンニン、心地よい味わいが楽しめます。

品種:シラー/グルナッシュ/ ムールヴェードル

蔵元のセラーにて10年以上熟成させた、蔵出しの飲み頃ワインです。ドライフルーツの風味や熟成によるカラメルの様な甘味を伴った果実味が魅力です。リピートで購入される方が多いワインです。

品種:グルナッシュ/シラー/マルスラン

ローヌ地区のワインの中でも最も有名といっても過言ではないと思います。(シャトーヌフ・デュ・パプでのワイン作りは12世紀には書面に残されているとの事です)丸石がコロコロと転がるユニークな土壌が特徴です。

品種:シラー/グルナッシュ/ムールヴェードル

濃厚でパワフルな果実味感にエレガンスさが加わっています。力強さの中にもホッとさせてくれるワインです。

グルナッシュ・ブランなどオーガニックで栽培された4品種のブレンドで造られています。コクがあってトロピカルフルーツを思わせる華やかな味わいが楽しめます。シャトーヌフ・デュ・パプの希少な白ワインです。

品種:グルナッシュ・ブラン/クレレット/ブール・ブーラン/ルーサンヌ

他にロゼワイン、北部地区の白ワインも少量ですが田園調布店では取り扱いがございます。

最後に…

フルーティーなワインからパワフルなワインまで幅広く揃っているのがローヌワインの魅力だと思います。お肉料理と合わせるのも良し。じっくり時間をかけて飲むのも良し。優雅でエレガンスなローヌワインで深秋をお楽しみ下さい。

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