女王陛下とボンドが愛するシャンパーニュ「BOLLINGER」@ワイン館 佐藤
今回のブログ担当者は…?
みなさん、こんにちは。信濃屋ワイン館の佐藤です今回は、輸入元様のご厚意により社内向けにセミナーを実施してくださいました、世界的有名シャンパーニュブランド「ボランジェ」についてブログを書かせていただきます!
ボランジェとは…
「We Are Bolly Family」がモットー。創業1829年よりピノ・ノワールの聖地、シャンパーニュ地方・アイ村で家族経営を続けるグラン・メゾンです。
広大で素晴らしい土壌に恵まれた自社畑を有し、職人の手による伝統製法によるエレガントで質の高いワイン造りに情熱と時間を注ぎ、その一切の妥協を許さない卓越性から、世界中の食のプロフェッショナル、ワイン愛好家から熱い支持を得ており、1884年には英国王室御用達の証である「Royal Warrant」の名誉を授与されています。
また、1973年より映画007シリーズとの紳士協定による信頼関係が始まり、以後全てのジェームズ・ボンド作品に登場し「ジェームズ・ボンドが愛飲するシャンパーニュ」としての地位を確立しています。
2023年9月には人や社会、環境に対するパフォーマンスの面で高い基準を表す企業に対する国際的な認証である、B Corp認証を取得しています。
ボランジェ・スタイル「5つの柱」
- 自社畑
ボランジェは長年にわたり、シャンパーニュ地方の最高級クリュの中心に自社畑を築いてきました。シャンパーニュ・ボランジェの180ヘクタールに及ぶ畑の85%がグラン・クリュとプルミエ・クリュで構成されています。
また、特徴的な2つの区画として、フィロキセラの被害を一度も受けていないクロ・サン・ジャックとショード・テールがあります。接ぎ木をしていないブドウの木を完全な手作業で手入れをし、プロヴィナージュと呼ばれる「取り木」の技法を用いて繁殖を行い、この特別な遺産を守っています。ボランジェ最高峰のシャンパーニュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ・ フランセーズは、この伝説的な畑から造られています。
- ピノ・ノワール
- 木樽
ボランジェにはシャンパーニュ地方最後のメゾン専属樽職人の方がいます。樽作りは高度な技術を要する職人技です。ボランジェの 4,000個の熟成樽 (中には100年近く前の樽も)があり、常に細心の注意が払われています。ボランジェは、樽作りは若い世代に引き継がれるべき職人技と捉え、この貴重な専門知識の保存を非常に重視しています。
- リザーブの技術
ボランジェではリザーヴワインの一部をマグナムボトルで保管しており、その数はなんと100万本にも及びます。ボランジェでは1890年からこのスタイルが採用されていますが、シャンパーニュ地方では非常にユニークな方法で、ボランジェのスタイルを確立する要素のひとつとなっています。
- 長期熟成
ボランジェではシャンパーニュのアペラシオンで定められた熟成期間の2倍から3倍の時間、澱の上で熟成させています。この長い熟成が、アロマに繊細さを、泡にビロードのような質感を与えてくれています。
さいごに…
今回はごく一部ではありますが「ボランジェ」のフィソロフィーをお話しさせていただきました。そこで、最後に個人的にオススメであるスタンダードキュヴェ「ボランジェ スペシャル・キュヴェ」のご紹介させていただきます!
スタンダードキュヴェでありながら、マグナムボトルで5~15年熟成されたリザーヴワインを贅沢に使用、また、規定で定められている熟成期間の2倍以上の時間をかけて熟成される非常に贅沢な造りとなっており、その繊細な味わいから和食との相性も良いとされています。
ここぞというハレの日の1本に「ボランジェ」を選ばれてみてはいかがでしょうか?