Shinanoya food & liquor

ウィスキー・ハードリカー・ワイン・こだわりの食品の情報をお届けします。

ワイナリー訪問記-関西編-@道玄坂店 山北-

2022.10.07

今回のブログ担当者は…?

こんにちは!信濃屋道玄坂店でワインを担当しております山北です 今回は関西方面にあるワイナリー2件に訪問させて頂きましたのでご紹介させて頂きます。先に言わせてください。1件はまだ取り扱いがなく、もう1件も現在は実店舗のみの販売となります!!これからに期待してください♪

滋賀県「ヒトミワイナリー」

看板を発見!!
エントランスの様子

まずはじめに訪れたのは1991年に琵琶湖の南、滋賀県東近江(旧永源寺町)にて創業したヒトミワイナリーです!

滋賀の豊かな自然に囲まれる、紅葉で有名な永源寺のほど近くにあり、JR 「近江八幡駅」より近江鉄道に乗換「八日市駅」下車しバスで30分程の場所にあります。

ワイナリー創設者の図師 禮三 氏が1984年、60歳を機にアパレルメーカー(日登美株式会社)の社長から会長となり、本当に自分のやりたいことをやろうと決意。大のワイン好きだったことから、独自のワイン作りをしたいと思い立ち、全くのゼロからのスタートで自社農園の葡萄畑やワイナリーまで作ってしまいました。3年間の試験醸造期間を終えて、1991年にヒトミワイナリーが正式オープンしました。

こちらは日本の国産ブドウを使用した、濾過をしない「にごりワイン」専門のワイナリーです。

ブドウ本来の味わいを活かすため、既成の酵母を使うとその味わいになってしまうので、野生酵母を使用して自然なままの味わいに。また酸化防止剤を不使用。濾過をしないので濁っていますがワインに残る澱が旨味となっております。

その年の天候によってブドウの成熟具合などを見極め収穫を早めたり、酸や糖度により仕込み方や製法を変えたりするためヴィンテージによって味わいが違ってきますが、それもワインの良いところであると思います。

ワイナリー内では、ワインサーバーでのテイスティングを無料で行っており、こちらでお好みのワインを見つけて購入することが出来ます。ワイナリー限定のワインもあるので是非お試しを!また併設しているひとみ工房で天然酵母パンをはじめハード系のパンを中心に、ワインといっしょに頂くパンを製造しています。素材を楽しむ「にごりワイン」に負けないよう、小麦本来の味わいがしっかりと楽しめるように手作りしています。

ヒトミワイナリーは店舗限定で絶賛販売中になりますので、お試しになりたい方々はお近くの店舗までお問い合わせ下さい♪問い合わせ先はこちら

ネット店でも取り扱いを開始しました♪詳細はこちら

醸造設備内の様子
ワインサーバーでのテイスティング設備

京都府「丹波ワイン」

エントランスの様子
丹波ワインと私(山北)

2日目に訪れたのは1979年に創業し「京都の食文化に合うワインを創る」という熱い想いを持ってスタートした丹波ワインです!

京都駅よりJR嵯峨野線「園部駅」下車し車で25分程の場所にあり、昼と夜の寒暖差が激しい場所とのことです。こちらの丹波ワインは信濃屋では取り扱いはございませんが、生産量・出荷量ともに関西では一番のワイナリーです。

創業当初から様々な試行栽培を行い現在では約50種類のブドウを栽培しています。世界の主要品種からイタリアサンジョベーゼやネッビオーロ。更には恥ずかしながら聞いたこともないような品種まで。その中でも商品化されるのは10品種位だそうです。

自社農園では、除草剤を使用せず草生栽培、収穫は手積みで行いその場で選果も行っています。

丹波ワインでは、輸入物のブドウを用いたワインも製造していますが、自社農園で栽培し生産した亀甲紋が輝くラベルを使用。※左写真

「京都丹波ワイン」は、是非お試し頂きたい国産ブドウ100%の「日本ワイン」です。

自社農園のブドウ畑
醸造中のワイン

工場や畑、熟成庫も見学させて頂きました!

収穫前のカベルネ・ソーヴィニョンやちょうど訪れた時にセニエ中のマスカットベリーAデラウェアの除梗を行っていました。まさに今ワイン造りの真っ最中という感じです。実際にどういう風に、どんな機械で造っているかを実際に見る機会はあまりないので、ブドウや機械、樽の大きさがどのくらいかを知ると益々ワインへの探求心が生まれ、自分でも造ってみたいと思わされました。余談ですが、カベルネ・ソーヴィニョンを一粒いただきました。小粒でとても甘くて果実味が濃く、また種と皮ごと食べたのでかなり渋かったです!!

除梗の様子
貯蔵庫になステンレスタンクと樽があります。

ショップに併設されているレストランでは土・日/祝日のみではありますがブドウ畑を見ながらランチを食べることが出来ます。

またテイスティングコーナーもあるので、そこで飲み比べやお気に入りのワインを探すためじっくり味わうのも楽しいかと思います。こちらでいろいろとテイスティングさせて頂いたのですが、どれも果実味が主張しすぎることがなく、繊細で複雑さもあり飲みやすいです。和食の出汁系の旨味や魚介系にも合わせやすいワインばかりでした。

併設されているワインショップ
ワインに合うお食事♪

丹波ワインでオススメのワイン「てぐみ」です!! 打倒!「とりあえずビール」を目指し、国産ぶどうのデラウェアを使い、酸化防止剤無添加で無濾過のため澱が残りブドウの本来の味わいや複雑味のある味わいです。香りもとても良くほんのり甘さがある中でもすっきりとしていてスルスル飲めてしまう「にごりスパークリング」です。スパークリングワインなのでどんなお料理にも合わせやすいですし、和食とも相性抜群です。是非冷やしめにキリッと飲んで頂きたいワインです。

丹波ワイン 『てぐみ』
※現在、信濃屋では取り扱いがございません。

最後に…

以上となりますが実際にワイナリーに訪れて、どんな場所でどんな風に造っているかなどを自分の肌で感じる経験はとても貴重で、ますますワインの奥深さを知ることが出来ます。

皆さまも機会があれば是非ワイナリーに訪れ、肌で感じてみてください!今回、訪問したワイナリーのワインも、いつかもっと多くのお客様にご案内できますよう引き続き頑張りますので、今しばらくお待ちください♪

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