Shinanoya food & liquor

ウィスキー・ハードリカー・ワイン・こだわりの食品の情報をお届けします。

ワイナリー訪問記-ニュージーランド編part②-@新宿店 間宮-

2022.11.25

前回に続き今回のブログ担当者は…?

皆さまこんにちは!前回に引き続き間宮が担当させていただきます

マールボロから国内線で約3時間(1箇所経由)セントラル・オタゴにやってまいりました。※地図、赤色の位置ですね♪

ワイナリー訪問記~セントラル・オタゴ編~

セントラル・オタゴは、南緯45度に位置する世界最南端のワイン産地の一つ。昼夜の寒暖差が非常に激しく、ピノ・ノワールの産地として代表されています。

『Domaine Rewa』

セントラル・オタゴのピサレンジの麓に5.5haの小さな畑を所有」しており、優雅で洗練されたブルゴーニュスタイルかつビオディナミで表現しているワイナリーです。ワインメーカーのピート氏とヤニック(フレンチポッター)氏にテイスティングしながらお話しを伺いました。

クイーンズ・タウンの夕焼け
こちらの中で試飲させていただきました
周辺はヴィンヤード
試飲アイテム
どちらもエレガントな仕上がり♪

試飲アイテムの一番左手にあるのは「アンフォラ ピノ・グリ」。アンフォラは陶芸家でもあるヤニック氏がご自身で作られているとのこと。6カ月スキンコンタクトとノンスキンコンタクトの2種をブレンドすることにより、果実味を全面に表現され、テクスチャーがきれいな仕上がりに。NZの中でもめずらしい逸品ではないかなと個人的には感じました。

「ピノ・ノワール」は2018・2019を試飲比べ。タンニンが強くなりやすい畑という特徴があり、2018年は比較的暖かい気候の年だったため、ブドウを通常の2・3週間早く収穫・仕込まれたそう。「しっかり熟成させて、より完成度の高いものを世の中に出していきたい」という想いから、リリースはこれからされるとのことです。

※写真はヤニック氏とヴィンヤード

『Dicey』

ダイスィとは「予測できない、潜在的にリスクの高い」という意味がありますが「完全な管理、細部へのこだわり、量より質にゆるぎない焦点をあててワイン造りへの野望を描いていく」という想いをこめて表わされているそうです。

ご家族で経営されており、今回はマット氏に畑と醸造所を案内いただきました。 醸造所内で印象的だったのは、一定のタイミングで霧が出ていたこと。乾燥を防ぎ一定の湿度を保つための工夫とのことです。

可愛いロゴ付きの車♪
定期的にミストが出ている風景

「ブラック・ラビット」という畑の区画で育ったリースリング2022(タンク内のものを試飲)は、温暖で夜もあまり冷えなかったため、酸味が穏やかに感じられました。同畑のピノ・ノワール2020は力強いタンニンと酸があり、濃厚だけどフレッシュな味わいでした。

残念ながら弊社では今のところ扱いはございませんが、ぜひ紹介したいと思い、書かせていただきました。

黒い小屋の周辺がブラック・ラビット
ご家族内にいらっしゃるデザイナーの方がラベルをデザイン
とってもオシャレです

いざ『INVIVO』へ!!

いよいよ最後の訪問地インヴィーヴォへ。

畑はマールボロとセントラル・オタゴにあり、マールボロ訪問する際、畑に寄らせていただきました。

広大すぎるヴィンヤードは圧巻です…!

醸造所は北部にあるテカウファタという所にあり、そちらでワインメーカーのボブ氏、オーナーのティム氏に案内いただきました。

醸造所入口
樽熟中のピノ・ワールを試飲させていただきました
「GN(グラハムノートン)ジュースはタンクの中にあり」という意味のステンレスタンク

インヴィーヴォのラベルが、まもなく白いラベルにリニューアル予定です。今回のも爽やかで素敵なラベルですね♪

グラハムノートンのソーヴィニヨン・ブラン2022は、2021年にマールボロでブドウが不作だったため、マールボロ60%/ホークスベイ40%というブドウ比率で造られましたが、例年と変わらない華やかな香りとクオリティにされていてビックリしました!笑貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

最後に…

今回、写真も多く読み疲れされたかもしれません…つい色々とお伝えしたくなってしまい申し訳ございません。笑

このような経験をさせていただいて、皆様の心の温かさと自然の豊かさを実感いたしました。このような環境だからこそ、華やかさもあるけど奥ゆかしさ・癒しもあるワインが造られているのかなと感じました。また絶対ニュージーランドに行きたい!と思わせてくれる、とても素敵なところです!!

激レアショット 左:ティム氏/右:ボブ氏。お二人が揃うのは激レアです

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