Shinanoya food & liquor

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ナパ・ヴァレー全体の僅か1%から生まれるプリチャード・ヒルの注目ワイナリー@バイヤー 加藤

2024.03.30

「BRAND NAPA VALLEY / ブランド・ナパ・ヴァレー」

こんにちは♪バイヤーの加藤です。

最近は生産者の来日ラッシュで色々なイベントに参加させていただいているのですが、個人的に興味があったカリフォルニア、ナパ・ヴァレーの生産者「ブランド」が来日という情報をキャッチし、何事も勉強ということでメーカーズ・ディナーに参加してきました。そこで、今回はナパ・ヴァレーの生産者「ブランド」と飲ませていただいたワインのご報告をさせていただきます♪

※トップ画像に掲載しているのが共同オーナーの、ジム・ビーン(左)クリスティーン・オサリヴァン(右)

ブランドについて

ブランドの創業者エド・フィッツ(マクドナルドなどの大手企業を顧客に包装・パッケージ業界の成功者)が2005年にロング家が所有していた土地を購入。彼の夢と情熱と資金を投入し、シルヴァラード・ファーミング・カンパニーのピート・リッチモンド(ラ・ペレのオーナー)に開墾と栽培管理を委託。ワインメーカーに有名なフィリップ・メルカを抜擢。そして高くて傾斜のある屋根を持ち、プリチャード・ヒルの褐色の土壌の色をイメージカラーとした美しく、機能が充実したワイナリー、テイスティングルーム、住居(カベルネ・フランの畑の隣)が2012年に完成。日本人造園家の栗栖 芳一がアジアンテイストを取り入れた庭園を造り、2つの小さな滝を配し風水を考慮した環境を整備。馬好きなエドの発想で馬蹄をかたどったロゴでワインを2009年初リリース。パーカー98点を2015VTGで獲得。プレミア・オークションでも高額落札が繰り返され一躍注目になったそうです。

ブランドの変化

2019年エドはワイナリー、畑、ライブラリーワイン含む所有地全てを売りに出し、それを購入したのが現オーナーであるジム・ビーンとクリスティーン・オサリヴァン夫婦。二人は元アップル社のエクゼクティブでジムはスティーヴ・ジョブスの右腕と言われた存在だそうです!! 

前オーナーにも増してワインへの大いなる情熱を持ち、豊富な資金とナパ・ヴァレー・コミュニティーへの賛同、またお隣となるコルギンのオーナー:アン・コルギン&ジョー・ウェンダー夫妻との長年のオークションやチャリティーなどでの親交もあり、背中を押されて購入に至ったそうです。現在まで3年をかけ、畑の見直し、フィリップ・メルカのアドバイスを受け、歴史あるプリチャード・ヒルの畑から新たなオーナーがその可能性を更に切り開らく為にゴールデンチームを結成!!

結成されたゴールデンチーム♪
刷新された新ラベル♪

専任ワインメーカーにマット・ジョンソンを、COO/社長にナパ・ヴァレーのプレミアム・ワイナリーの多くを立ち上げ、トップクラスまで引き揚げてきたジャネット・パガーノ女史を任命。ブランドの再構築・ロゴ、ラベル、ワインのポートフォリオの見直しなど様々な施策を行ってきており、更なる高みを目指し今後も要注目!! ※2018年から今の新ラベルに刷新。

プリチャード・ヒルとは?

オークヴィルの東斜面を見上げた丘陵からつながるヘネシー湖の南丘陵が「プリチャード・ヒル」と呼ばれる注目のプレミアム・ワインが造られる約束の地。葡萄畑を作るには巨石が埋まる火山由来の土壌を膨大な資金をかけて整地しなければならず、おのずから潤沢な資金とワインにかける情熱を持つオーナーのみが手に入れることが出来る、ブルゴーニュで例えると、まさにグラン・クリュ♪1800年代この地の所有者チャールズ・プリチャードの名前から命名され、1967年にシャぺレーがアンドレ・チェリチェフのアドバイスで東側の谷を開墾したことから始まり。東側の丘には現在シャベレー、ブライアント、メランソン、コンティニュアム、最新ではコルギンの新しい畑が造られています。

ヘネシー湖を見下ろすプリチャード・ヒルの畑
ブランド・ワイナリー
(新ロゴはワイナリー正面外観から発想)

2020年にはバイオダイナミック農法を開始。土壌はプリチャード・ヒル特有のもので、鉄分を多く含むため色合いは錆びた茶色や赤系の外観。鉱物的なミネラル感に溢れ、霧は畑までは届かず冷涼な風がヘネシー湖からとヴァレー・フロアから上がり循環している。気温は平均的で、特にカベルネ系がゆっくりと完熟する聖地。特に、プリチャード・ヒルのカベルネ・フランは最高にポテンシャル高いです!!

※リボッラはテラコッタのアンフォラで発酵。

テイスティングワイン

  • White Wine California[2020]
  • 品種:フィアーノ/リボラ・ジャッラ/アルネイス/ ヴェルメンティーノ/グレコ・ディ・トゥーフォ

※珍しい、プリチャード・ヒルの白ワイン。しかもイタリア品種の混醸!!

味わい:ライムの香りに、花やトロピカルのアロマに溢れ、口中で生き生きとした柑橘類の味わいが鮮やかに感じられます。長く続くフレッシュで心地よい余韻と、幾重にも重なる様々な味わいのニュアンスが、このワインの洗練されたスタイルを美しく表現。安くはないのですが、温度をあげながらでも味わいにブレがなく、熟成ポテンシャルも感じられる興味深い白ワインでした♪

  • Vineyard No.95 Cabernet Sauvignon Napa Valley[2017]
  • 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 88%/カベルネ・フラン 8%/プティ・ヴェルド 4%

※ポテンシャルが半端ない…今飲んでも楽しめるお勧めの2017年

味わい:2017年ヴィンテージの、フレッシュで生き生きとした香りが立ち上がり、純粋にナパ・カベらしい赤紫系ベリー、プラム、杉、ベーキングスパイスの香りに続き、チェリー、カシス、ココアパウダーの鮮やかな味わいが広がります。フルボディで、とてもエネルギッシュ、心地よい余韻と鉄分を思わせるミネラル感が特徴的。熟成ポテンシャルもありますが、今飲んでもプリチャード・ヒルを十分に楽しめる逸品かと思います♪

  • Proprietary Blend Napa Valley[2019]
  • 品種:カベルネ・フラン 62%/カベルネ・ソーヴィニヨン 38%

※ナパ・ヴァレー最高のカベルネ・フラン!!

味わい:素晴らしいカベルネ・フランの仕上がりが、このワインを更に格上に仕上げている。ザクロ、ナツメグ、クローブなどの香りが立ち上がり、ブラックチェリー、ブラックベリー、ミルクチョコレート、紅茶、緑茶、白檀などの風味が広がる。凝縮感のある力強い味わいで、口当たりはシルキーで、良くこなれたタンニンが口中に溢れ、ドライで長い余韻が楽しめるます。長期熟成がおおいに期待できる最高のカベルネ・フラン。これは素直に美味しい…安くないのが残念ですが、また飲みたいと思う最高レベルのカベルネ・フラン♪

  • Cabernet Sauvignon Napa Valley[2019]
  • 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 100%

※これぞ、ブランドの最高峰!!

味わい:今まで造ってきた中で最高の出来栄えの2019年。オールスパイス、黒鉛、ブラックベリーのリッチな香りが立ち上がり、フレッシュなチェリー、セージ、ココアパウダーのニュアンスが印象的。エネルギーに溢れ、きっちりと詰まった緊張感のあるタンニン、プリチャード・ヒルの赤土から生み出される美しさを見事に表現。若いうちはデキャンタージュが必要かと思いますが、5年〜10年熟成させるとエレガントさが現れる素晴らしい味わいになるとのこと♪まさに飲み応え抜群で…ワイン飲んでるなぁ~と思う1本。出来る事ならガツガツ飲んでみたいものです♪

※一部、中川ワイン様よりコメント引用

Moton’sThe Steakhouse Marunouchiの最高級プライムビーフ♪

と…フルボディのプリチャード・ヒルの赤ワインと合わせるのは、やはり最高級のプライムビーフ!!お肉のせいかは分かりませんが、翌日、身体が軽く、絶好調のコンディションでした!!たまには上質なお肉を食べて、パワーを蓄えないとダメですね♪

プリチャード・ヒルともなると、お安いワインがないのが欠点ではありますが…ナパのグラン・クリュと言われる聖地のワインを特別な日に楽しんでみるのも素敵かと思います。飲みごたえのあるワインばかりなので、フルボディがお好きな方への贈り物にも喜ばれております♪カリフォルニア人気も続いておりますので、ぜひ機会ありましたら試してみていただけたら幸いです。

信濃屋ワインバイヤープロフィール

鳥取県出身。ホテルオークラ東京(現TheOkuraTokyo)で当時、国内随一の人気と格式のあるフレンチレストランLaBelleEpoqueにてサービスに従事。数々の海外星付きシェフのフェアなど経験し、フランス料理の神髄とサービスマンとしての振舞いを学ぶ。

その後、丸の内再開発プロジェクトとしてOPENした、ミクニ・マルノウチにてソムリエに就任し、当時PP100点のボルドー ワインを全てオンリストするなどして話題に。そして若手ソムリエコンクール(当時25歳以下)にてファイナリストを経験。ソムリエとして更なる飛躍を目指し、当時パリ一つ星「STELLA MARIS」 の吉野建氏が東京にOPENした「tateru yoshino」のソムリエに就任。現在は、信濃屋のワインバイヤーとして、ソムリエとしての経験と世界11ヶ国のワイン生産地を訪れた現地での情報を基に、ビギナーからプロフェッショナルまで楽しめるワインショップとして業界で注目され続けている。 また人と人との出会いを大切に、オン・オフのマーケットの交流とリテールに携わる人々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することをモットーに日々奮闘中。

ナンバー・ナイン レッド・ワイン
ヒストリック・コレクション [2013]
ジュビレーション
レッドワイン ナパ・ヴァレー [2019] 

※こちらはTERRADA WINE MARKETに出品している商品になります。

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