Shinanoya food & liquor

ウィスキー・ハードリカー・ワイン・こだわりの食品の情報をお届けします。

桔梗ヶ原の景色

長野県シャトー・メルシャンでブドウを収穫してきました! @cask 長谷川

2025.11.17

今回のブログ担当者は…?

皆さま、こんにちは。虎ノ門ヒルズにありますcaskの長谷川です。先日、横山バイヤーとシャトー・メルシャン桔梗ヶ原ワイナリーへワイン用ブドウの収穫に行ってきました。

その時の経験をブログにしました。ご覧いただければ幸いです。

シャトー・メルシャンについて

長野県、山梨県を中心に「フィネス&エレガンス〜調和のとれた上品な味わい〜」を追求する、日本のワインメーカーです。

今回お伺いしましたのは、長野県塩尻市にある桔梗ヶ原ワイナリーです。

塩尻駅より徒歩25分ほどに位置し、到着すると目の前には小区画の箱庭ヴィンヤードがありました。間もなくして送迎バスで今回ブドウ収穫をさせていただく桔梗ヶ原のブロック2へと向かいます。

桔梗ヶ原メルロについて

桔梗ヶ原といえばメルロ!と連想される方も多いかと思います。標高が高く、比較的冷涼な地域、火山灰に由来する砂礫質の土壌にはメルロが合うと1976年からメルロの栽培が行われている歴史ある銘醸地です。

お天気にも恵まれ、ギュッと詰まったメルロが、大きく力強く実っていました。

隣には「桔梗ヶ原メルロー」の最上級キュヴェ、シグナチャーで使用されるブドウが栽培されている畑もありました。お昼休憩で、周りを探索していると各垣根の端に美しい薔薇が植えられていました

魔除けとして植えているのかなと、気になって伺ってみたところ、

「薔薇とブドウはかかりやすい病気が似ていて、薔薇に異常が発生した場合、拡散する前に病気に気付けて、対処できます。」とのことでした。素晴らしい栽培の知恵です。

収穫を終えて

10時前から途中に休憩をはさみ、4時時間ほど作業をして、ブロック2の収穫を終えました。2025年ヴィンテージの「桔梗ヶ原メルロー ブロック2」に、私が収穫したブドウが使われる予定となっているとのことですので、今から出来上がるのが楽しみなワインとなりました。

畑でのお手伝いのあとはワイナリー内で試飲もさせていただきました。

桔梗ヶ原ロゼ 2023

ミネラルといちごを感じる甘酸っぱい香りに、キレのある酸を感じるすっきりとしたロゼワイン。

色調も淡く、優しくスルスル飲めるワインでした。

桔梗ヶ原メルロー ブロック2 2022

先ほど自身で収穫した区画の2022年のワインです。大きく力強く実っていたメルロからは、良い意味で期待を裏切る、バランスの整った綺麗なワインとなっていました。

ブルーベリーやカシス、優しく香る樽の香り、飲み口のアタックも強烈ではなく、程良く上品に果実味と酸味を楽しめるワインです。

まさに「フィネス&エレガンス」を体現しているメルロのワインでした。

作業した感想

恥ずかしながら、実際にブドウ畑に足を運んで、収穫をするのは今回が初めてでした。貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。

実際にブドウに触れて、大きな畑で作業をして、大変な労力と時間を使って1本のワインができると身に沁みました。生産者の思いが入っていることを、お客様に伝えていければ良いなと思っております。

最後に

シャトーメルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーの皆さま、お忙しい中貴重な体験をくださり、ありがとうございました。

販売員としてだけでなく、ワイン好きとしてもこれから長くお付き合いさせていただければ嬉しいです。

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