ワイナリー訪問記-ニュージーランド編part①-@新宿店 間宮-
今回のブログ担当者は…?
皆さまこんにちは!今週は新宿店の間宮が担当させていただきます
日本では新型コロナウイルスの水際対策が9月7日から緩和され、最近では外国人観光客の方を見かける機会が増えてきているのではないでしょうか。われわれ信濃屋も念願の海外出張ができるように…!
ということで、今回はニュージーランド(以後、NZと記載)のワイナリーを訪問させていただきましたので、ご紹介させていただきます♪
ニュージーランドについて
日本からはフライト11時間弱+4時間の時差で、訪問した10月中旬の気候は日本でいう「春」(NZは南半球のため日本と真逆)。日中は日差しが強く暖かい、朝晩は冷えこみ日本より湿度が少なく風が心地よい感覚。ブドウ畑も新芽が出はじめる「萌芽」といわれるタイミングでした。
ワイナリー紹介-マールボロ編–
マールボロはNZで最大の栽培面積と生産量を誇る産地として有名です。
『Novum』
2016年ヴィンテージをかわきりにごく少量生産でリリースを始めたワイナリー。オーナー&ワインメーカーのレイチェルご夫妻(画像)にサザンヴァレーの畑を案内いただきました。人懐っこい仔羊もお出迎え。
そしてこちらでスペシャルゲスト!以前のブログで書かせていただいた大好きなワイナリー『グリーンソングス』のオーナー&ワインメーカー小山浩平氏が通訳・畑を紹介してくださるという贅沢すぎるシチュエーション!!
昨年弊社で独占販売(完売御礼)させていただいたシラー(青丸)ヴィオニエ(黄丸)の畑。
シラーを育てるには冷涼な気候のため、完熟させてから収穫(実がラグビーボールくらいの大きさ)することで骨格のしっかりとした凝縮感のあるワインになるとのことです。ヴィオニエは枝の先端にのみ芽がつく傾向があるため、枝先を下に曲げることで樹液がいきわたり、まんべんなく芽を出させているそうです。
ピノ・ノワールの畑。35年樹齢の100%オーガニック。(畑は別のところにありますが、シャルドネの樹齢はなんと42年!)レイチェル氏曰く「木とは人のようなものだと考えている。若い木は栄養分を吸収しようとしすぎたり、雨量の多い年は水分を多く吸収しようとしすぎてしまうが、落ち着いた大人な木はうまく調整してくれる。」とのことでした。
『TWO RIVERS』
2019年より稼働を始めた自社醸造所「THE WINE STUDIO」をオーナー&ワインメーカーであるデイビット・クローストン氏と、陽気で素敵な女性スタッフの方に施設案内と試飲をさせていただきました。
ピノは、マールボロver.とセントラルオタゴver.で飲み比べ。新シリーズのソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、ピノも試飲。個人的にピノが気に入ってしまいました♪
ワインを保存する様々な容器。写真左はコンクリート・エッグというタンク。卵型ですと温度が均一になり、ステンレスよりもワインのボリューム・口当たりの柔らかさが増すのと、少し空気を通すので旨味・複雑味を得られる特徴があります。
表面が凍ってるステンレスタンク(画像右)。約2週間低温で静置することで、よりクリアでフレッシュな味わいになるそうです。これらの異なるタンクで熟成したものを絶妙なバランスで加えていくことで、華やかながら深みのあるワインが誕生し続けているんだなと思いました。
唐突な補足ですが「ブラックコテージ マールボロ・ロゼ」とラム肉の相性が抜群すぎました…!ラムに限らず、シンプルに塩コショウしたお肉と共に気軽に飲んでいただきたい組み合わせです。
『VANDAL』
続いてはワインメーカーの詳細もシークレットなヴァンダル。畑に向かっていると、なにやらチェスをしているお姿が…笑
2021年ヴィンテージと、ボトリング直後の新ヴィンテージ2022年を試飲比べ。同じシリーズでも全く別の表情を見せてくれる味わい、しかしベースにいるものや、じんわりと癒される感覚は変わらない…彼らの自由な発想と強いこだわりを持って造られているのをひしひしと感じました。
最後に…part②へつづく
全然書き足らない…くらいに、前半ですでに多くのことを学ばせていただきました。そんな訪問の途中で、小山浩平氏が持ってきてくださった爽やかだけどクリーミーな「グリーンソングス アタマイ ファンキー ソーヴィニヨン・ブラン」にとても癒されたので、そちらのシーンで締めくくりたいと思います(笑)ちなみに…現在販売中のグリーンソングスはこちらから
コウヘイさん、お忙しいところありがとうございました!後半へ続く。。。