Shinanoya food & liquor

ウィスキー・ハードリカー・ワイン・こだわりの食品の情報をお届けします。

ワイナリー訪問記〜2023ブルゴーニュ編 part①〜@馬車道店 前田

2023.11.27

今回のブログ担当者は…?

皆様こんにちは!横浜馬車道店の前田が担当させて頂きます今回は、念願のフランス出張が叶いましたので、その様子をレポートいたします!真面目に頑張っていれば、ちゃんとご褒美は待っているんですね(笑)いよいよ聖地ブルゴーニュへ訪問!いざ!

…の前に、今回は11件のドメーヌ、2件のメゾンへ訪問させて頂きました。ブログの容量やスケジュールの関係で全てご紹介できない事が大変心苦しいのですが、厳選してお伝えしたいと思います!現地で目のあたりにするスケール感に圧倒されながら五感に沁み込ませて参りました。その模様を二回に渡りご紹介させて頂きます。いざ!

フランスへ

喜び勇んで空港集合時間より1時間半前に到着!これでスムーズにフライトや♪とはいかないもので、ロシアのカムチャッカ半島火山噴火の影響で迂回ルートになってしまい、14時間のフライトになりました。その関係で日本海を超え、なんと北極圏を北上!高度一万メートルからの北極の絶景を楽しめました。

北極上空
美味しいシャンパンと機内食に癒されながら
ブルゴーニュに想いを馳せます。

いよいよ目的地へ到着!夢の出張の始まりでございます。幸運にもギリギリ天候に恵まれて、寒すぎず快適で過ごしやすい一週間となりました♪

宿泊地前のパリ市内

色々な表情を見せるパリ市内。セーヌ川の先には、かすかに見えるエッフェル塔とノートルダム寺院が。そうそうたるパリの観光スポットがこの一つの世界遺産として登録されています。この世界遺産だけを巡っても、パリの歴史が詰まった重要なスポットの多くを制覇できるはずです。

六甲おろしを口ずさみながら♪TGV列車に揺られパリからディジョンへ向かいます。

ディジョンからボーヌへ

ディジョン駅から車でボーヌへ目指します。一面のブドウ畑のなか、中世の趣が残る小さな村々が次々に現れる美しいワイン街道。そう!ここはブルゴーニュ地方でも重要なグラン・クリュ街道です。景色に見とれながら、街道を南下しボーヌへ向かいます。

ここで一句…

夢にまで 思い描いた 秋遍路 手に入れる 我が心は 遠からじ

by 馬車道店 前田 in ブルゴーニュ

偉大なワイナリーがぞくぞくとあらわれ、手に持つカメラを手離せません!

垂涎の銘醸畑

そして、感動景色の流れで後半の日程になりますが…道中、銘醸地に寄れました♪





日が暮れ、ギリギリ目視できるタイミングでワインラヴァ―憧れの地に到着し、夢中で畑を眺めます。

少し暗いですが(笑)ワイン愛好家たち垂涎の畑「ロマネ・コンティ」の畑を前にして時を忘れ、地味な絵面かも知れませんが、静かな感動が押し寄せてきます。

翌日は濃霧が晴れ、快晴のコルトンの丘を視察する事ができました!

グラン・クリュ街道沿いにコート・ド・ボーヌに行くと、標高388mのベレー帽のような丘が現れてきます。ちょうど北のコート・ド・ニュイと南のコート・ド・ボーヌを分ける位置です。コルトンの森ともよばれていて丘の頂に森があります。赤と白の2つのグラン・クリュが格付けされている斜面があり、コート・ド・ボーヌ最大の特級畑面積があります。

※クロ(城壁)が高く作られているのが特徴的な写真。

白のコルトン・シャルルマーニュ・赤のコルトンともに、この丘で生産されるワインのほとんどが特級クラスである銘醸地ですが、聖母の建つ場所から眺める景色は胸を打つものがありました。

そしてボーヌの街並へ

ボーヌは、ブルゴーニュ地方のほぼ真ん中に位置し、ブルゴーニュワインの首都とも呼ばれるボーヌ。今回は、この街に宿泊してワイナリー視察を行いました。中世に築かれた城壁にぐるりと囲まれており、今でも中世の面影を留める街並みを見る事ができました。城壁の上を歩いて街を1周することもできるとか。決して大きくない街ですので、全て徒歩で周遊できるのが魅力です。次回があるなら、サイクリングして周りたいですね。

中世の面影を留めるボーヌの街並み
オスピス・ド・ボーヌ

街のほぼ中心に、ひときわ目立つ建物がそびえています。これがオスピス・ド・ボーヌと言われる建物です。これこそオスピス・ド・ボーヌのワインを生み出した源です。実物の荘厳さは圧巻でした。

ワインショップやワインバーはさすがに沢山あります。そして沢山のワインカーヴがあるのもこの街の特徴でした。ワイングッズを売る店、ワインの博物館などが軒を連ねていて街が丸ごとワインのテーマパークといった雰囲気に胸が高鳴ります。

気になるブルゴーニュ郷土料理

最上のワインを生むブルゴーニュは、食通にも見逃せない土地です。定番の郷土料理を食べずには始まらない!という事で個人的に主要目的の一つとして楽しみにしておりました!その一部をご紹介します♪

  • ブッフ・ブルギニョン

ブッフとは牛肉、ブルギニョンとはブルゴーニュ風という意味で赤ワインをたっぷり使い牛肉を煮込んだ料理で、日本でいうビーフシチューの原型にあたるもの。きっちり期待通りの美味しさ♪

前田が選ぶ!!この料理に合わせる信濃屋ワイン

ドメーヌ・デュ・フール・バッソ ブルゴーニュ ルージュ レ・シャン・ド・ラ・クロワ [2021]

  • ウフ・アン・ムーレット

たまご料理、ポーチ・ド・エッグの赤ワインソース版になります。ブルゴーニュの赤ワインには非常にマッチする郷土料理。地味~~においしさがジワジワと感じられ、この味を知ってしまったら最後。思い出しては無性に食べたくなる一皿でした。トロトロの黄身と赤ワインのハーモニーが絶妙です!

前田が選ぶ!!この料理に合わせる信濃屋ワイン

ドメーヌ・ピヨ  ブルゴーニュ・ルージュ [2021]

  • 鳩と野菜のグリルオリジナルソース

高級グルメの定番と言えばハトです!初めて食べましたが(笑)

赤身肉の深いコクと繊細な味わいで、ジヴリ産赤ワインとの相性も抜群です♪

前田が選ぶ!!この料理に合わせる信濃屋ワイン

ドメーヌ・デヴィーニュ ジヴリ・ルージュ[2021]

  • ヌガーグラッセ

南フランスを発祥とする、フランス伝統のアイスクリームのようなデザートです。泡立てた生クリームとメレンゲを合わせたところに、キャラメルがけしたナッツやドライフルーツがあり、凍らせてます。ひんやりなめらかなメレンゲに、はちみつの甘みが絶妙にマッチして、後引くおいしさ。ドサージュやや高めのクレマンと合わしたいと思います。

前田が選ぶ!!この料理に合わせる信濃屋ワイン

カーヴ・ド・ヴィレ クレマン・ド・ブルゴーニュ シャルドネ BRUT

それでは前半戦はここで一度、終えたいと思います。

今回のワイナリー訪問記〜2023ブルゴーニュ編〜は引き続き、次回ブログにて掲載させていただきます。次は、既に取り扱い生産者を含め訪問先について、もう少し紹介する内容となっておりますので、ぜひお楽しみにお待ちください。次回の更新は11月30日(水)配信になりますので、お楽しみいただければと思います。それでは、また次回!!

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