聖なる夜に「シャンパーニュのミレジメ」を…
今回のブログ担当者は…?
皆さまこんにちは!今回は新宿店の間宮が担当させていただきます
寒さも本格的になってきて、街中の色鮮やかなイルミネーションが楽しい季節となりましたね♪今まさにクリスマスシーズン!!ご家族やご友人と楽しまれたり、自分へのご褒美にピッタリなシャンパンをご案内させていただきます。
ミレジメとは…?
ミレジメ(Millesime=ヴィンテージ)とは、その年に収穫したブドウのみで造られたシャンパーニュのことで、ラベルやボトルには必ず年号の記載があります。また、熟成期間も瓶詰後最低3年間は販売できないことが規定で義務付けられています。
良質なブドウが収穫できた年にのみつくられており、有名なドン・ペリニヨンやクリスタル、ブログでも紹介されたサロンなど最良な状態の年にのみリリースされております。
希少性の高さもさながら、その年の個性や魅力が引き出された、生産者の意気込みや想いをより強く感じられる特別なシャンパーニュでもあると思います♪(※ちなみに「ノン・ミレジメ」=ノン・ヴィンテージ<NV>は複数のヴィンテージをブレンドして造られ、瓶詰後、最低15か月間の熟成義務があります。)
聖なる夜におすすめしたいシャンパーニュのミレジメ3本
本国のフランス以外では日本でしか買えない限定品。以前オージェンヌのニコラス氏にお会いする機会があり、2015ヴィンテージについて伺ったところ「シャルドネからなるクリーミーで少しオイリーな部分が感じられる」とのお話でした。せっかくなので、2014年と2015年を飲み比べしてみました。
オージェンヌ ミレジメ ブリュット [2014] (※一部実店舗では完売しております)
力強いアタックに、酸とビターな味わいが合わさりながら続く余韻が印象的。甘みも感じられますが、熟成によるクリスピーな味わいのほうが強く感じられます。クリスマスの定番フライドチキンにも◎。
飲みはじめから、シャルドネの甘く熟されクリーミーな果実味を感じ、柔らかな口当たりと後から酸が綺麗に続いていく印象。食前の乾杯からゆったり楽しめる1本。
飲み比べた感想ですが…どちらも同じ「ピノ・ノワール 60% / シャルドネ 40%」という品種構成なのですが、甘みと酸にそれぞれ個性が感じられ、ミレジメを愉しむ魅力の一つでもあります。1年後、また2015年のミレジメも試してみたいと思います(笑)
テット・ド・キュヴェ100%(シャンパーニュ製造における圧搾から得られる最初の搾汁のこと)で一部樽熟成されております。6年の瓶熟成によるトースト香のような複雑さがあり、キノコのバターソテーやステーキなどのメインのお料理、フォアグラなどの脂の甘みと溶け込みあいます。
カステルノーではスタンダード・キュヴェでさえ最低6年、ミレジメに至っては10年超という長期瓶内熟成を経てリリースします。こちらは2006年のヴィンテージ。素晴らしい熟成を経たシャンパーニュに感じ取れるシャンパーニュ香がしっかりと堪能できる、あらゆる賞を総なめにしているシャンパーニュです。
長期熟成によるグリルやトースト、ジンジャーブレッドの香ばしくて魅惑的で、思わず嗅ぎ続けたくなる香り。ストラクチャーではなく広がりのシャンパーニュです。
さいごに…
「師走」という月のように、お忙しい中ご覧いただき誠にありがとうございます。お仕事やご家庭の準備など、ご体調を崩されやすい時期でもあるかと思います。お身体を大切にされながら、一年間を振り返りながら、シャンパーニュのミレジメを飲みつつ…素敵なひとときをお過ごしいただけたら幸いです♪Merry Christmas!!